習いごとコラム
検定試験の合格の程度
2022-04-04
「あとチョット」の詰め

先日実施された珠算・暗算検定試験では、珠算全員合格した教室が4教場、暗算全員合格した教室も同じく4教場ありました。
さらに言うと、受けた人が全員合格した教室も2教場ありました。
指導者である先生方も生徒の皆さんにがんばらせましたが、それ以上に生徒のがんばりと保護者の協力のおかげだと思います。少し怪しいなと思う生徒には宿題を出したりするのですが、忘れずにやらせてくれました。
ここでのちょっとしたがんばりが、試験本番での「あと5点」「あと10点」に響いてくるなと感じています。この「あとひと踏ん張り」ができなかった生徒に限って、「10点足りずに不合格」ということがままあるからです。
「そんなこと!」と思われるかもしれませんが、さらに一つ紹介します。
段位の検定会場へ向かう際のことです。移動時間が長く、クルマの中でうっかり眠ってしまうと脳が覚醒しない状態で検定試験を受けることになり力を発揮できない、ということもあります。意外とデリケートな問題なのです。
移動途中によく寝てしまう生徒の保護者に、「寝させないでください」と今回お願いしたところ
暗算 準二段 → 準四段
もちろん本人の努力あってのことではありますが、今までの苦労はなんだったんだ...と感じるくらい、一気にステップアップしてくれました。
結果を知った本人も「まじっ?!スゲェ!」と興奮気味でした。
「あと少し」の努力が結果を大きく変えてくれることもあるものです。
