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コラム

習いごとコラム

学力に地域差はあるのか

2022-04-25
学力・収入・部活動
結論:地域によって学力差は存在する


ということになってしまいます。


全国の高校偏差値ランキングを見ると
トップ50の中に東京都の高校が11校入っていました。
その他では関東圏で16校(埼玉5、神奈川4、千葉5、茨城2)。


中央には優秀な人材が集まりやすいということも考えられますが
また同時に育てているということも言えると思います。
(残念ながら盛岡一高は50位には入っていませんでした)


同一県内でも同様に県庁所在地が高めということが言えるようです。


さらにその中でもいわゆる文教地区みたいなエリアと
それ以外の地域にも差が生じているものと思われます。


誤解のないように言いますが、これらは絶対ではなく数というか割合の話になります。
どうしても中央がより高くなり、中央から離れるにつれ低くなる傾向がある。
ということですね。



実はこれと同じ傾向が「収入」にも表れています。
東京(1位)
宮城(17位)
岩手(30位)
 総務省2019年全国家計構造調査より


これだけを見ると、学力と収入には関係性があるように見えてきます。
そう言えば、『「学力」の経済学』という本もありましたよね。



もう一つ興味深いデータを紹介します。
中学生の部活参加率
岩手98.6%(1位)
宮城95.4%(7位)
東京85.7%(34位)
 2017全国学力・学習状況調査より


先ほどの2つとは逆パターンの結果が出ていました。
小~中学時代の勉強量の差がその後に影響をおよぼすということでしょうか。


全てをデータ通りに判断することはできませんが
なかなか興味深い統計なのではないでしょうか。



これらを考えると住む場所も重要と思わされます。
私は東京に居住するのはおすすめしたいとは思いませんが
地方都市はよいと思っています。
(テレワークも一般的になったことですし)
とりわけ盛岡あたりは都会と田舎のバランスがよくて好きですけどね。



もしあなたが地方都市への移住を考えているなら盛岡あたりはいかがでしょうか。
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